<沖縄>閑散期の石垣島でまったり【川平湾】の「Lulaliya(るらりや)」は癒しのゲストハウス

🇯🇵沖縄/石垣島 2020年1月19日~20日

およそ40年ぶりに訪れた石垣島。大した理由もなく、景勝地・川平湾に宿を取りました。

1月の石垣島は観光客が少ない閑散期。泳ぐには寒く、天気も悪いのです。

でも、私は妙に癒されました。

その理由は、たまたまネットで予約した宿「Lulaliya(るらりや)」にあった気がしています。

こじんまりしたゲストハウス「Lulaliya るらりや」

与那国島から石垣空港に戻り、レンタカーを借りて石垣市の街中をぐるぐる。

天気も悪いので、「八重山博物館」や・・・

首里王府の頭職が暮らした「宮良殿内」など地味な施設を見学した後、西海岸をぐるりと回って川平湾に到着したのはもう夕方でした。

予約した宿は、2015年にオープンしたゲストハウス「Lulaliya るらりや」。

カーナビにもまだ登録されておらず、Googleマップを頼りに見つけました。

横浜から移り住んだというご夫婦が営むこのゲストハウスは、看板のイラストが示す通り都会人がイメージする石垣島を体現するような宿です。

到着するとまず、気持ちのいいソファーを勧められ、ご主人から宿の施設や周辺の飲食店などについて丁寧にレクチャーがあります。

この手作りマップも滞在中お借りできるので私のように何も下調べせずにきた人間にはありがたい限りです。

テレビはないけど清潔で気持ちのいいツインルーム

客室は2階。

バストイレ付きのツインルームが5室。バストイレ共同のシングルルームが3室という構成です。

私は夜中にトイレに行くのでツインにしました。

1泊素泊まりで7650円。

共同トイレは1階なので、私のような中高年には多少高くてもツインがオススメです。

床はタイル張りで、ベッドも清潔です。

使う側だけがベッドメイクされていました。

エアコンもあり、ワイファイも使えます。

窓の外は駐車場でしたが、よく見るとヤシの木の向こうに川平湾も見えます。

オーシャンビューのリゾートではないですが、のんびりした村の景色を眺めながらテラスで過ごしていると、妙にまったりした気分になれます。

お風呂はいわゆる3点ユニットですが、湯船に浸かれるのはやはり全然違います。

ちなみにシングルの方は、共同のシャワールームを利用します。

階段の踊り場には、共用の冷蔵庫や湯沸かし器も・・・。

ただし、エレベーターはありません。

そして、部屋にテレビがありません。

大相撲が見たかった私は、部屋に荷物を置くと1階のロビーへと降りてみました。

癒しのロビーで「hanauta」の音楽に癒される

ロビーには確かに、共用の大型テレビ。

さらに懐かしい感じのステレオセットと、たくさんの本やLPレコードが置かれていました。

ジョン・レノンに・・・サイモン&ガーファンクル・・・。

私の世代には嬉しいアルバムとともに、癒し系の音楽もいろいろ揃っているようです。

それをロビーに置かれた藤の椅子に座って聞きます。

これが実に気持ちのいい。

テレビに映し出されているのは、石垣島の海なのでしょう。

そして、流れていた曲がめちゃめちゃ気持ちがいいのです。

「hanauta」という夫婦のミュージシャンだそうです。

ユーチューブにアップされていた曲があったので、共有させていただきます。

こんな感じの、癒しの曲です。

おまけにこのロビー、やたらに音質が良いのです。

聞くと、正面のスピーカーだけでなく、後方両サイドにかけられた瓢箪もスピーカーなのだそうです。

もともと、音楽関係の仕事をされていたのかもしれませんが、宿のサイトを見ると「Thame song & PV」というボタンがあって、それをクリックするとこんな映像が見られます。

やはり基本的にまったりした癒しの宿を目指しているようです。

ちなみに、どうしても大相撲が見たかった私は・・・

「HANAUTA」の音楽を流したまま、テレビの画面だけを大相撲に変えました。

ちょうど「遠藤vs炎鵬」の好取組。

癒しの曲に合わせて相撲を見るのは不思議な感覚ですが、これはこれでありです。

それにしても「hanauta」の音楽、すっかりハマりました。

共用スペースが充実!アクティビティも充実!

1階部分にはロビーの他にも共用スペースが充実しています。

ロビーの一画には受付カウンター。

その前には、ボードの上に立ってパドルで漕ぐアトラクション「SUP」のボードが置かれています。

この宿では、このSUPをはじめ、シュノーケル、ダイビング、サーフィンなど川平湾周辺で楽しめるアクティビティを紹介してくれます。

またロビーの奥には共用スペースがあって、洗濯機や・・・

共用のシャワーやトイレがありました。

またロビーの隣には、宿泊客が自由に使える食堂があります。

朝食を注文するとこちらで食べられますし、外でお酒や食べ物を買ってきてここで飲んだり食べたりすることもできます。

食事だけでなく、パソコンをしたり、仕事をしたり、他の宿泊客とおしゃべりするのも自由だそうです。

部屋の隅には、三線やウクレレも置いてあって、おそらく弾きたい人は使えるのだと思います。

季節外れで天気も悪かったので詳しく紹介されませんでしたが、サイトを見ると屋上もあって川平湾を眺めながらまったりできるようです。

また駐車場脇のひさしの下はウッドデッキになっていて、ハンモックに揺られたり、バーベキューを楽しんだり、とにかく気持ちよく過ごせる工夫がいっぱいの宿でした。

曇った夕暮れの川平湾を歩く・・・観光客のいない魅力的な時間

大相撲を観終わってから、夕暮れの川平湾を見に出かけました。

シーズンオフの夕暮れ時、しかも雲が空を覆っている天気とあって、通りにはほどんど人影がありません。

まずは誰もいない「川平観音堂」にお参り。

同じ神社でも、植物や石が違うので、全然印象が違います。

観音堂の脇道を抜けると、川平公園。

視界が一気に開け、石垣島随一の景勝地、川平湾が眼前に広がります。

観音堂の説明書きには次のように書かれていました。

『 川平村は八重山でも歴史は古く、川平湾は昔、首里王府への貢納物を集積する三大港の一つで、石垣島から沖縄本島等へむかう船の風待ち港でもあった。』

確かにこの地形は、古の時代には絶好の港だったでしょう。

その川平湾を見下ろす観音堂には、こんな伝承があるそうです。

『 川平湾にマーラン船が順風を待って停泊していた。その船から小僧が順風になるまでと川平村へ上陸した。しばらくして戻ってみるとマーラン船はすでに出帆し、遥か沖を帆走していた。小僧は驚き嘆きながら、船が川平湾へ戻るよう神仏に一心に祈った。小僧の熱願は天に通じ、北風が吹き船は戻って来て乗船することができ、無事用件をはたした。数年後、小僧は和尚となって帰島し、自分の祈願した地に観音堂を建て祀った 』

かなり自分勝手な小僧さんだが、そのゆるさが沖縄らしくてこれもありでしょう。

川平公園の中に整備された遊歩道をたどって、浜辺へと降りてみました。

人とすれ違うこともなく、川平湾を独り占めしたような気分になります。

南国の植物の間を抜けて、浜辺に出ます。

白い砂浜が広がっていました。

遠くに釣りをする人が一人。

分厚い雲が空全体を覆い尽くし、今にも雨が降りそう・・・。

それでも、海の色はコバルトブルーです。

1日の仕事を終えた観光船が、静かに浮かび、風に吹かれるままに向きを変えていました。

本当に静かな時間。

私と同じように夕暮れの浜辺を散策する女性がやってきました。

浜辺には私を含めて3人です。

石垣島の南部は平地ですが、川平湾がある北部は山がちで海と山が相まってこの美しい景色を作り出していることがわかります。

浜辺の右手にある展望台に上がってみることにしました。

中国ではこうした景勝地には必ず六角堂や廟が立っています。

人工物で自然を切り取って、絵画のように楽しむのは中国から伝わった知恵かもしれません。

この展望台から眺めると、張り出した松が空の一部を切り取り、ガイドブックなどで見慣れた絵葉書ショットがそこにはありました。

自然が作り出した「究極の美」。

日本百景やミシュランガイドの3つ星評価も当然と思える美しい風景は、曇り空でも十分楽しめます。

むしろ、青空の下の光り輝く川平湾の写真はよく見ますが、こうした雲の垂れ込めた川平湾の写真は見たことがありません。

天邪鬼の私は、季節外れの曇り空の日に川平湾を訪れたことをとても楽しめました。

夕食は宿オススメの「お好み焼き うーまる」で石垣島グルメを堪能

すっかり日も暮れると、山の稜線だけがシルエットで見えるようになります。

晴れていれば、きれいな星空が見えるそうです。

人通りのまったく途絶えた村を歩いて、宿で紹介されたお店で夕ごはんを食べることにしました。

「鉄板焼き・お好み焼き うーまる」。

かなり年季が入った古民家に赤提灯。

いやがうえにも旅情を誘います。

スタートは、「石垣島ハイビール」(980円)。

ビールと泡盛をブレンドした新しいビールだそうで、氷を満たしたジョッキで飲みます。

味も、ビールというよりハイボールといった印象です。

つまみは、「島豆腐の冷奴」(380円)と・・・

「石垣牛すじ煮込み」(680円)。

2杯目に「シークワーサー つぶ 泡盛仕込み ソーダ割り」(650円)を注文して・・・

つまみは・・・

「もずく酢」(380円)。

国内で流通するもずくの99%を生産する沖縄県だけあって、その量は予想の3倍以上ありました。

そして、美味い。

そして締めはお好み焼き、「島豆腐 チーズ」(1280円)。

この店のオリジナルだそうで、量もたっぷり、フワフワで、チーズの香りとソースの味がマッチしたお好み焼きでした。

でも量が多すぎで、お腹がはち切れそうです。

でも、いいお店でした。

「うーまる」については、こちらの記事もどうぞ。

<ご当地グルメ>石垣島「うーまる」の「石垣牛すじ煮込み&石垣島ハイビール」

姉妹サイト「吉祥寺@ブログ since2016」より

朝食は川平湾の「カフェ・クイナ」で「ポークたまご」を食べる

翌朝、目を覚ますと窓の外は雨が降っていました。

でも不思議と嫌な気分にはなりません。

東京に比べるとずっと暖かく、窓を開けて雨が降る川平の村をぼんやり眺めます。

傘をさして海までお散歩。

店は開いていますが、客の姿はありません。

無人の浜を鳥がゆっくりと歩いていました。

いいですね・・・静まり返った川平湾の朝。

宿で紹介されたカフェは海の近くにありました。

「cafe kuina カフェ・クイナ」。

1年半ほど前にオープンしたまだ新しいカフェです。

先客は女性が一人。

気さくな店の奥さんと話しているので、私も混ぜてもらっていろいろ話していると、人気観光地の知らない話が聞くことができました。

川平湾周辺の宿ではオーナーたちの高齢化が進み、朝食を作るのをやめる宿が増えているといいます。

おまけに外国人の比率が年々高まり、さまざまな国の人の食文化に合わせるのが結構大変になっているというのです。

そんなことから朝食を提供するカフェを始めたとのこと。

3種類の朝食セットのほかにパンケーキなどもあるので、外国人の人でも食べやすいのだといいます。

私が注文したのは、「朝食Aセット」(800円)。

ポークたまご、味噌汁、ごはん、コーヒー。

「ポークたまごって何ですか?」と聞くと、気さくな奥さんは「ハワイで食べられているスパムおにぎりのようなものです」と丁寧に教えてくれた。

それでもイメージしきれなくて注文してみると、これが美味い。

ごはんの代わりにパンにもできると言われましたが、やはりごはんが正解です。

そして、味噌汁も合う。

和洋折衷の不思議な朝食に大満足でした。

かわいいイラストが描かれたマグカップでコーヒーをいただきながら、カウンターに置かれた英語の表示を見ると、母国にハガキを出す人のためにお店で切手を売っているという案内でした。

ちょっとした気遣い。

また違う季節に来てみたくなる素敵なカフェでした。

「Lulaliya るらりや」は、また行ってみたくなる癒しの宿

朝食を食べている間に雨が止まないかなと期待していたのですが、雨はさらに強くなっていました。

傘をさして浜辺にいってみます。

浜に出ると風も強く吹いていて、傘が飛ばされそうです。

それでも川平湾名物のグラスボートはお客さんを受け入れる準備を始めています。

時間が限られた観光客には、天気を選ぶことはできません。

大切なのは、その時々ありのままのその土地を楽しむこと。

そう思えば、雨の川平湾も趣があります。

宿に戻って、チェックアウトまでロビーで「HANAUTA」の曲を聴きます。

本当に気持ちいい。

今も、このブログを書きながら彼らの曲を聴いています。

川平湾で見つけた癒しの宿と、その宿で出会った癒しの音楽。

またぜひ別の季節にも訪れたい素敵な宿でした。

でも、あまり観光客がいないこの季節だから、よかったのかもしれませんね。

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