<韓国>ソウル・カンナム地区にある【コエックスモール】の巨大図書館が超クール!

🇰🇷韓国/ソウル 2019年3月2日

「江南スタイル」という曲が世界中で大ヒットしたのは、もう7年以上前のことになるでしょう。

カンナム地区は、ソウル市を流れる川「漢江(ハンガン)」の南側に開発された近代的なエリアです。

世界的な電機メーカーLGの本社などが建つ漢江の南側を歩く中で、アジア最大の地下モール「コエックスモール」とその中にあるとびっきりクールな巨大図書館を見つけました。

カンナム地区を歩く① 世界的電機メーカー【LG電子本社ビル】

土曜日の午後、地下鉄を乗り継いで漢江の南へと行ってみることにしました。

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まず向かったのは、漢江の中洲でもある汝矣島(ヨイド)地区。

国会議事堂やテレビ局もある再開発エリアです。

地下鉄5号線のヨイナル駅を降りて漢江沿いを西へ歩くと、岸辺は広々とした公園になっていました。

明洞の喧騒から逃れて、少しホッとした気持ちになります。

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ここを訪れた理由は、韓国を代表する電機メーカー「LG電子」の本社があると聞いたからです。

特段LGに興味があるわけではありませんが、他に知っている企業名が見当たらなかったので、ここを選びました。

とにかく、韓国の最先端エリアを見たいと思ったのです。

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LGの本社は漢江を望むツインタワーでした。

ただ、予想したほどモダンなビルではなく、週末だったのでほとんど人の気配もありません。

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それにしても、本社ビルの前に立っていたこの2体の人物像、一体どんな意味があるのでしょうか?

深圳で見たファーウェイ本社に度肝を抜かれた後だったので、LG本社にはいささかがっかりでした。

カンナム地区を歩く② 謎の【パーク・ワン・プロジェクト】

そんなことで、私の興味は、LGの隣に建設中の超高層ビルに向かいました。

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LGのツインタワーを圧倒するこのビルは何だろう?

LGが新しい本社ビルを建設しているのではないかと推測して調べてみることにしました。

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壁には「Parc.1」の文字。この名前をネットで調べると、驚くような事実がわかりました。

この土地は、日本でも有名な統一教会が所有する土地だったのです。

信者の間では、「汝矣島聖地」と呼ばれ昔から有名な場所らしいということもわかりました。

汝矣島には日本統治時代、飛行場が建設され戦後も利用されていました。その空軍基地の移転後、1970年代に統一教会が空き地を取得したと言います。

土地の所有者名は「統一財団」。

教団はここに「世界宣教本部」を建設しようと計画しましたが、政府の認可が降りず長い間手つかずのまま放置されていたそうです。

このいわくつきの土地が動き出したのは2000年代。地上権を「Y22」という投資会社に99年間貸与して、大型複合施設を開発する「汝矣島開発パークワンプロジェクト」がスタートしたのです。

韓国で3番目の高さとなる72階と56階のオフィスピル2棟のほか、百貨店やホテルを作る計画でした。

ところが建設が始まって3年、突如工事がストップします。統一財団がY22に訴訟を起こし、工事は6年間も中断されてしまったのです。

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工事が再開したのは2017年。金融機関などから新たな資金を調達し、今まさに建設が進められていると言います。

超高層ビルはかなりの高さまで完成し、お隣のLG本社を見下ろすほどになっていました。

これまで全く知りませんでしたが、2020年完成予定の「パーク・ワン・プロジェクト」の進捗を注目して見守っていきたいと思います。

カンナム地区を歩く③ 【ソウル国際金融センター】と5G

「パーク・ワン」の南隣には、「ソウル国際金融センター」の真新しいビルが建っています。

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韓国政府は、この一帯を文字通りアジアを代表する一大金融センターに育てる意向です。

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金融センターの前には、屋根のかかったバスターミナルのような施設がありました。

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その一角に地下に降りる階段があり、入り口には「SeMA Bunker」の文字。

気になったので写真だけ撮って通り過ぎたのですが、帰国後調べてみると地下の美術館だったことがわかりました。

「KONEST」という観光サイトの記述を引用させていただく。

『2005年に「汝矣島(ヨイド)公園」前にバス停留所を工事する際に、地下にある不思議な空間が偶然発見されました。関連資料が少なく特定できませんが「どうやら、軍事政権時代の70年代に、大統領の警護用施設として作られた地下シェルターらしい」という推測が有力です。2015年に一時、期間限定で公開されましたが、2017年10月より「SeMA(ソウル市立美術館)」が運営する複合美術館としてオープン。トイレ、シャワーなどは発見当時のまま保存されていて、復元されたソファーに座ってみることもできます。施設中央に位置する展示スペースとその奥に位置する歴史ギャラリーでは、時期によって様々な展示を見ることができます。無料で開放されていて、市民たちが路線バスの待ち時間に気軽に立ち寄れます。』

出典:KONEST

なるほど。

ちょっと入ってみればよかったですね。

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地下鉄5号線と9号線が交わる汝矣島駅の近くには、韓国最大の通信事業者である「KT」のショップがありました。

その店頭で見つけたのは・・・

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今、世界がしのぎを削っている次世代通信規格「5G」のポスターです。

韓国は世界に先駆けて、3月末から5Gの商業サービスを開始する予定です。

1月にダボス会議に出席したKTの会長は、「第5世代(5G)移動通信は韓国が主導する」と宣言しました。「5GはKTがすでに標準を開発し、昨年の平昌五輪で一部商用化した上、クアルコムもわれわれの基準どおりにチップ設計を終えたため、世界は追いつけない」と豪語していると報道されています。

果たして5Gは、韓国経済の救世主となるのだろうか?

そんな思いを胸に、地下鉄でカンナム地区に向かいました。

カンナム地区を歩く④ 【スターフィールド・コエックスモール】

カンナム地区と言っても、どの駅で降りればいいのか私にはわかりませんでした。

空港でもらったソウルの地下鉄マップを睨みながら、目星をつけたのが9号線の「奉恩寺(ポンウンサ)駅」。

特に理由はありません。強いて言えば、その周辺にレストランやショップのマークが多かったからです。

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地上に上がると、いきなり色鮮やかな野菜のオブジェ。

ここは一体、どこだろう?

どこに来たかもわからず、とりあえず目の前のビルに入っていくと・・・

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そこは巨大なショッピングモールで、いきなりちょっと格好いいシネコンが現れました。

16スクリーンを擁する「メガボックス」という映画館のようです。

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日本で見慣れたシネコンとは一味違った印象。

エスカレーターを降りたロビースペースには、大きく開放的なカフェがあり・・・

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ゲームセンターやプレステのショップが入っていたりします。

「スターフィールド・コエックスモール」という名前のこのショッピングモールには、こうした映画館のほか、水族館やディスコ、最近日本でも流行りのゲーム・トーナメント「eスポーツ」の会場もあるといいます。

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帰国後に知ったのですが、この施設、ソウル最大のショッピングセンターで、地下のショッピングモールとしてはアジア最大なのだそうです。

だから、世界的に有名なショップはほとんど揃っています。

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日韓関係は相変わらずよくありませんが、お寿司やラーメンといった日本食のお店もたくさん入っていて、どこも大人気です。

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商売柄気になったのは、100枚以上のモニターを組み上げたデジタルサイネージ。

この規模のものは日本では見たことがありません。

さすが、液晶パネルや有機ELの本場・韓国です。

コンテンツもK-POPアーティストものだけでなく、巨大スクリーンを活かしたクオリティーの高いものが流れていました。

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今話題の日産も、この巨大サイネージに広告を流していた。

驚いたことに、この100面サイズのサイネージは1つだけではありません。

この通路の端から端まで断続的にモニターが続いていて、合わせると300面ほどの超巨大なサイネージ通路となっているのです。

ところが、こんなのはまだ序の口でした。

カンナム地区を歩く⑤ 巨大本棚が圧巻【ピョルマダン図書館】

さらに通路を進んでいくと、明るい広場のような場所に出ました。

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この巨大ショッピングモールの中心に作られていたのは、なんと図書館です。

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2017年5月に完成した「ピョルマダン図書館」。

ピョルマダンとは「星の庭」という意味だそうで、約5万冊の蔵書が置かれているといいます。

高さ13mの巨大な本棚に並べられた本を、人々は自由に手に取り読むことができるんだとか・・・。

入場料は、無料です。

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こんな場所は、日本では見たことがありません。

ショッピングモールの中心に図書館を置くという発想といい、そのデザインのクールさといい、今回のソウル訪問で私が一番心を奪われた場所でした。

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どうです? この熊。

中央の三角柱に描かれていた水色の熊のイラストですが、よく見ると本を積み上げて作成されていました。

なるほど、面白いですね。

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あまりに気に入ったので、エスカレータを何度も上がったり降りたりしてこの空間を楽しんでしまいました。

そして動画も・・・

こうやっていろんな角度からこの図書館を眺めていると、本というものは人の想いが詰まった最高にクールな素材なんだと気づかされます。

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5G時代に突き進む韓国の巨大モールで偶然見つけた素敵な図書館。

このモールには、デジタルとアナログをいかに融合するのか、一つのヒントを見た想いでした。

ソウルの最先端エリア【カンナム地区】には刺激がいっぱい

コエックスモールを抜け、入った場所の反対側に出てみると、そこは地下鉄2号線の三成(サムソン)駅でした。

つまり、このモールは2つの駅に挟まれる形で作られているのです。

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交差点に立って見上げてみると、2棟の高層ビルと巨大なLEDビジョンが私の目を引きました。

ここは、国際会議などを誘致する韓国を代表するコンベンションセンターで、「コエックス」と呼ばれます。

日本でも今注目される「IR」の一つの形なのでしょうか?

短時間でしたが、江南エリアの街歩き。

日本人にも興味が尽きないソウルの最先端エリアでした。

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