<フィンランド>ヘルシンキのレストラン「SAVOTTA」で味わうサボってないフィンランド郷土料理

🇫🇮フィンランド/ヘルシンキ 2019年8月3日

フィンランド料理と言われても、まったく思い浮かびません。

ヘルシンキでは、いつものようにキッチン付きの宿に泊まって自炊していたのですが、一度だけレストランでランチを食べました。

宿に置かれていた「おすすめレストラン」リストの一番に書かれていたのが、フィンランド郷土料理のお店「SAVOTTA」でした。

「サボった」という名前が気に入り行ってみたのですが、そこは日本語メニューも完備したとても素敵なレストランでした。

ヘルシンキ大聖堂の目の前

朝から路面電車に乗ってヘルシンキ市内をぐるぐる回り、かなりお疲れの妻を伴ってやってきたのが、観光名所の「ヘルシンキ大聖堂」でした。

ヘルシンキの中心部にある文字通りシンボル的な教会ですが、歴史は意外に浅く、建設されたのは1852年のこと。

ドイツ人の建築家によって建てられましたが、当初はロシア風に「聖ニコライ教会」と呼ばれていたそうです。

年間35万人が訪れるヘルシンキ屈指の観光地で、大聖堂前にある元老院広場は観光バスやタクシーでいつも賑わっています。

お目当のレストランは、まさにその元老院広場に面し、窓から大聖堂が見えるいかにも観光客が群がりそうな場所にありました。

広場の正面、旗が立てられた建物の1階がお店です。

ちょっとロシア風の雰囲気。

「これは、どうかな?」と正直不安が走りました。

でも近づいてこの角度から見ると、そう悪くもありません。

看板には確かに、「RESTAURANT SAVOTTA」と書かれています。

レストラン「サヴォッタ」

「SAVOTTA」とは、フィンランド語で「伐採場所」というような意味だそうで、同名のフィンランドのアウトドア用品は日本にも輸入されているそうです。

中に入ってみると、お客さんでいっぱいです。

内装はいたって素朴で、いかにもフィンランドっぽい感じです。

大聖堂が見える窓がある大部屋はすでに満席でしたが、ちょっといかついおじさんが出てきて、「こっちに来な」という感じで、奥の部屋に案内します。

照明を使っていないのか、すごく室内は暗い印象を受けました。

私たちが案内された奥の部屋には窓がなく、代わりに白黒の写真が壁にかけられていました。

木材の伐採場所。これこそが「SAVOTTA 」ということなのでしょう。

分厚いメニューが運ばれてきて、中を開いて驚きました。

様々な言語で書かれたメニューの中に、日本語のメニューがあったのです。しかも、海外でよくお目にかかる怪しい日本語ではなく、きちんとした日本語の説明が添えられています。

そして注文をすませると、お皿が置かれ、きちんとテーブルセッティングをしてくれます。

注文した料理が来る前に、こんなものが運ばれてきました。

素焼きのお盆のようなものの上に、オープンサンド。お通しのようなものでしょうか?

黒パンの上にサワークリームをのせて、刻んだ野菜やハーブをトッピングしたカナッペのような小品です。

見た目通りの味ですが、久々に食べた黒パンの酸味が効いていて、なかなか爽やかで美味しいと思いました。

そしてパンが運ばれてきました。

先ほどの黒パンよりは色が薄く、ライ麦パンでしょうか?

木製のバターナイフでこのパンにバターを塗っていただくと、これが予想に反してとても美味なのです。

「いけるねえ」と妻と話していると、注文した料理が登場しました。

フィンランド料理とは?

まずは、妻が選んだ一品。

「森と牧草地から収穫した野生ハーブのサラダ(ベガン)」(11.90ユーロ)。

「季節のキノコと野菜」という説明書きがしてあります。

確かに、大量のハーブの山の中に、こんなキノコが隠れていました。

味付けは、塩とビネガーとオリーブオイル。いたってシンプルです。

でも、見た目通りの爽やかなサラダで、妻は大喜び。何となく量だけ多い田舎臭い料理を想像していたので、うれしい誤算でした。

続いての一品は、「本日の魚のスープ」(12.90ユーロ)。

この日の魚は、サケでした。

「ディルバター添え、クリアースープ又はクリームスープをお選び頂けます。魚のスープにはフィンランド伝統の100%ライ麦パンと攪拌バター付きです。」との説明書きが添えられていました。

さっき来たパンとバターは、どうやらこのスープに付属していたようです。

そして私たちはクリームスープを選び、二人でシェアしました。

これも見た目通りの味ですが、野菜がたっぷり入っていて普通に美味しく、宿の自炊では食べられない料理なので、いい選択だったと思います。

そして私が注文した料理は、予想とはまったく異なる外見で登場しました。

「燻製にしたフィンランド産のサーモン」(27.50ユーロ)。

添え書きには、「ゴートチーズと大麦のリゾット、季節の野菜添え」と書かれていました。

普通のスモークサーモンか、サーモンステーキのようなものを想像していたのに、肝心のサーモンの姿が見えません。

よく見ると、大量のハーブとリゾットの間に、サーモンピンクがこっそりとのぞいています。

掘り出してみると、確かにサーモンが出てきました。

食べると燻製の味が口中に広がります。その脂っこいあと味をハーブの爽やかさが中和してくれて、これはこれでありかなと思いました。

ただ、メニューには「トナカイのロースト」「カイヌー地区で獲れた熊肉のシチュー」「ビーフ、ポーク、ラム入り、カレリヤ地方伝統のシチュー」などという魅惑的なメニューもあったので、結論から言えば、そう少し攻めた選択をしたほうが良かったかなと思います。

「SAVOTTA」の分厚いメニューをめくっていると、「伐採場所の紹介」と書かれたページがありました。

お店の紹介や歴史が書かれているのかと思ったら、フィンランドにとっていかに林業が大切かという紹介でした。

ここは、森を愛する人たちが食事をする店。

いかにもフィンランドらしい素敵なお店だと思いました。

他のお店との比較はできませんが、ヘルシンキでお店をお探しの方にはオススメです。

「SAVOTTA」
電話:+358 9 74255588
営業時間:
月-土12:00-23:00 日18:00-22:00
7月8月 日13:00-23:00
定休日:無休
https://www.ravintolasavotta.fi/en/frontpage.html

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