<韓国>北朝鮮との境界線へ!ソウル発DMZ(軍事境界線)日帰りツアー

🇰🇷韓国/DMZ 2018年1月 ソウルから日帰り

韓国と北朝鮮を隔てるのは、国境ではありません。

そこは「DMZ=軍事境界線」と呼ばれています。

1953年7月27日の朝鮮戦争休戦協定によって発効した休戦ラインをはさんで南北に幅約2キロずつの非武装中立地帯です。北緯38度近くを走っていることから、「38度線」とも呼ばれます。

2017年には北朝鮮危機が極度に高まりアメリカによる軍事行動も懸念されていました。戦争前夜という緊迫したタイミングで、ソウルからの日帰りツアーに参加して「第3トンネル」をはじめとするDMZエリアを訪れました。

DMZツアー

北朝鮮との境界線といえば、まず思い浮かぶのが板門店です。

最初は板門店に行きたいと思ったのですが、ツアーでしか行けないことがわかりました。しかも板門店ツアーがあるのは、火曜から土曜まで、日曜と月曜はツアーがありません。あいにく私の日程は土日月。土曜は昼前の到着なのでツアーには間に合いません。

私は1984年に、北朝鮮側から板門店に行ったことがあり今回は断念することにしました。

そして代わりに選んだのが、一番ポピュラーなDMZ半日ツアーです。

料金は5万2000ウォン(約6500円)でした。

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©️ 旅したい.com

集合場所はソウル中心部の「ロッテホテルソウル」、2階にあるツアーデスクでした。

集合時間は朝8時。街にもホテルのロビーにもまだ人気はまばらです。

ツアーデスクといっても、ホテルの人が対応してくれるわけではありません。ロッテホテルの2階に、様々な旅行会社が集合場所として利用するスペースがあるだけでした。そこで待っていると、担当のツアーガイドが迎えに来てくれる仕組みです。

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担当のガイドさんに名前を呼ばれ、彼女の誘導に従ってホテルの前に止まっている大型バスに乗り込みます。

英語の客は前方、日本語の客は後方に座る混載のバスでした。2人のガイドさんが搭乗し、英語と日本語で交互に説明します。

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日本語ガイドは李さんという女性でした。

バスが走り出すと、彼女は日本の植民地時代から朝鮮戦争への歴史から、最近の北朝鮮兵士の亡命事件、南北会談の動きまで早口の日本語で説明してくれました。

この道10年。ガイドになるためには公式の資格を取らなければならないそうです。

英語の女性ガイドさんは常に笑いながら説明していました。韓国の人は「危機慣れ」しているとはよく聞く言葉ですが、これから北朝鮮との境界線に向かうといった緊迫した雰囲気は微塵ほども感じられません。

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ソウルから北西方向へ50分ほど走った頃、李さんが窓から北朝鮮領が見えると教えてくれました。

この日の朝の気温は氷点下7度。バスの窓ガラスが曇って外がよく見えません。

帰路に撮影した写真がこちらです。

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韓国と北朝鮮との境界線を流れるイムジン河。川の向こう側は北朝鮮です。

川岸には延々と鉄条網が続いています。

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©️ 旅したい.com

フェンスの所々に、一定間隔で韓国側の監視塔が並んでいました。

紛争地域を訪れたことのない一般の人たちには、緊張感のある光景できっと新鮮に映るでしょう。

臨津閣国民観光地

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©️ 旅したい.com

ソウルを出てから1時間あまり、バスが最初に止まったのは「臨津閣国民観光地」。臨津閣は「イムジンガァ」と読みます。イムジン河のイムジンです。

上の写真は「望拝壇」。故郷を失った人々のために1985年に建てられた祭壇だといいます。

臨津閣にはこのようなモニュメントがたくさんあります。2005年の世界平和祝典をきっかけに、平和の大切さと統一の重要性を知らせるために平和公園として整備されました。

軍事境界線からの距離は7キロ。「自力で行くことができる北朝鮮に最も近い場所」と言われ、ここまではマイカーでも訪れることができます。

ここから先は、認定を受けたツアーに参加した人しか進むことはできません。

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