<カナダ>スタンレーパークのサイクリングと至福のウエストエンド朝散歩

🇨🇦カナダ/バンクーバー 2016年8月 3泊4日

バンクーバーは、「木」が美しい街です。

それもそのはず、バンクーバーの歴史は19世紀、製材所から始まりました。
今でも、林業がバンクーバー市で最大の産業なのだそうです。

街中にのびのびと育った樹木、手入れの行き届いた庭。あまりに美しい住宅街に目を奪われてしまいます。

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気持ちのいい街だなあ。

日本のような電柱や電線がなく、樹木が本来あるがままに枝を伸ばし、爽やかな木陰を住民に提供してくれます。

できれば車を使わず、お散歩かサイクリングでバンクーバーの街を心ゆくまで楽しみましょう。

スタンレーパーク

バンクーバーに行ったら、スタンレーパークでサイクリングをしようと決めていました。

ホテルのフロントでレンタサイクルのお店を紹介してもらい、デービー通りの自転車屋さんまで歩いて行きます。

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こちらではレンタサイクルのことを、「BIKE RENTAL」というらしいです。
半日のレンタルで、1台25ドルほどから。
マウンテンバイクやロードレーサーを借りると、さらに高くなります。

バンクーバーでは、自転車に乗る際は必ずヘルメットをかぶります。

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日焼けを気にする妻のいでたちは、明らかに怪しい。

それでも自転車を借りたら早速、ダウンタウンの北側に隣接する「スタンレーパーク」に向かいます。

広さは4㎢、東京ディズニーランドの8倍もある広大な公園です。

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スタンレーパークの始まりは1888年。当時のカナダ総督ダービー・スタンレー16世にちなんで名付けられました。
開園当初からあった熊の飼育設備が整備され、オオカミやバッファローなどが飼育される動物園が作られました。

しかし、今ではこの動物園はありません。
飼育環境の劣悪さが問題となり、1994年に住民投票で閉園が決まったのです。
そして、高齢で引き取り手のなかったホッキョクグマが死ぬのを看取って、1997年、動物園は完全に閉鎖されました。

ちょっと、市民の意識の高さを感じさせるエピソードです。

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スタンレーパークの外周、海沿いには、「シーウォール」というサイクリングロードが整備されています。
ここを自転車で走ることが、バンクーバーで一番の楽しみだと、私が読んだガイドブックでは紹介されていました。

私は当然フラットな道だと思っていたので、妻にもそう説明していたのですが、いきなりアップダウンがあるのです。
しかも借り物の自転車はちょっと重く、妻は漕いだまま上り坂をあがることができず、仕方なくおりて自転車を押します。

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みるみるうちに、妻の機嫌が悪くなるのを感じます。
「全然平らじゃない」とか、「腰が痛くなる」とか、次々に文句が飛び出します。

ところが、こんな時にかぎって、私が道を間違えてしまったのです。
公園の入口あたりでサイクリングロードが二手に別れているのですが、前の人たちにつられて迷うこともなく道なりに進んだのですが、これが失敗でした。
しばらく進むと海沿いに行く道には自転車進入禁止の標識、なぜかサイクリングロードは森の中へと伸びています。

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前を行く人たちは、森の方に入って行きます。
しかも、舗装道路が砂利道に変わりました。
「あれっ、変だなあ」と思いながらも、森の道をゆっくり進みます。

都会の公園とは思えない原生林の趣。

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「樹齢どれぐらいだろう」 森好きの私はそんなことを考えていました。
立派な幹を持つ木々が、美しい森を作っているのです。
バンクーバーのシンボル的存在であるスタンレー公園、確かにここはすごい。
ところが自転車の方は、砂利道に加えて上り坂、一段と重くなります。

妻の機嫌も、ますます悪くなっていました。

ようやく森を抜けて、海沿いの高台に出ました。
眼下に、海沿いのサイクリングロード、シーウォールが見えます。
「やはり、間違えた」
ここで、道を間違えたことがはっきりしたので、来た道を戻ることにします。

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重い雰囲気を引きずってイングリッシュ・ベイまで戻ったところで、妻はもうそれ以上自転車に乗る気力がなくなっていました。
「ビーチに自転車を止めて待っているので、一人で走ってきていい」と言います。
明らかに怒っています。

「残って妻の機嫌をとった方が得策だろうか」
私は、少し悩みました。

でも、こういう時は少し離れていた方がいいかもと思い直し、一人でシーウォールを一周することにしたのです。

シーウォール一周サイクリング

シーウォールは、一周8.8キロもあります。
一方通行で、右手は海、左手には森が続きます。

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途中、タヌキやアヒルを目撃したと思えば、ヨットハーバー越しに摩天楼が見える場所もあります。
老若男女、多くの人たちが自転車でこの外周道路を回ります。

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その傍には遊歩道があり、歩いたり走ったりする人たちも大勢います。
本当に健康的に人生を謳歌する人々、バンクーバーを象徴するすごい公園です。

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1時間ほどかけて一周して戻ると、どうやら妻の機嫌もなおったようでした。

シャア自転車「mobi」

自転車と言えば、私たちが訪れた2016年に独自の自転車シェアリングのサービスがバンクーバーで始まりました。

「mobi」と呼ばれるサービスで、市内の所々に専用駐輪場が設置されていました。

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水色の可愛いデザイン。

アプリから会員登録し、年会費を払えば誰でもすぐに使えます。
年会費は、30分間乗り放題で99ドル、60分乗り放題が129ドルだそうです。

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旅行者でも利用は可能で、1回だけだと割高ですが、ロングステイの人には悪くない移動手段です。
ただ、バンクーバーは坂が多いので、自転車は結構大変です。

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